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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル27巻8号

1993年08月発行

文献概要

講座 物理療法・2

物理療法機器の特性と発展性

著者: 吉田正樹1

所属機関: 1神戸大学医療技術短期大学部理学療法学科

ページ範囲:P.551 - P.554

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 Ⅰ初めに

 物理療法は,あらためて言うまでもなく,物理的エネルギーを生体に加えて病気の治療を行なう手段である.人類は古来より熱をはじめとして,電気,音,電磁波など,さまざまな物理的エネルギーを治療のために利用してきた1).しかし,残念ながらその作用機序が明確にされたものは少なく,したがって治療のための最適なエネルギーの選択やエネルギー量の決定には問題点が残っていると言ってよいであろう.

 一方工学技術の発展とともに,物理療法機器は,多くの種類の物理的エネルギーを容易に発生させることができるようになってきている.本稿では,このような技術に支えられている物理療法機器の特徴や特性と,今後の発展性とについて述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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