icon fsr

文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル27巻8号

1993年08月発行

文献概要

1ページ講座 リハビリテーション機器の紹介・8

歩行器

著者: 森倉三男1

所属機関: 1東京都千代田区麹町保健所

ページ範囲:P.555 - P.555

文献購入ページに移動
 歩行器(以下,歩行車も含めてこの呼称を使う.)の形態は種々あり,外国製のものも含めて性能の秀れたものも出てきている.歩行器については,杖のように実用性は無いが,上肢障害が相対的に軽度な,下肢・体幹障害者に対する杖使用前段階の歩行訓練に適応があると言われている.一方歩行器は,広い施設内では有効な歩行補助機器であるが,日本の在宅生活では実用的使用に当たって住環境の問題があり,それほど普及していない現状にある.ここでは在宅高齢障害者が歩行器を活用していくための注意点を述べる.

 在宅で室内移動に使用されることの多いものは①四脚固定型歩行器,②四脚交互型歩行器,③四脚二輪歩行器,④四輪歩行車,⑤三輪歩行車である.基本的な操作として①は持ち上げ操作,②は上肢の交互運動,③④⑤は押す操作が主体となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?