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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル28巻1号

1994年01月発行

1ページ講座 生理学的診断・1

脳波・1 基礎

著者: 天野直二1

所属機関: 1神奈川リハビリテーション病院精神神経科

ページ範囲:P.32 - P.32

文献概要

 脳波は大脳の生理学的な電気活動を頭皮の電極から記録装置の紙面にキャッチするものであり,主に大脳皮質,視床,大脳基底核などの機能を反映する.

 (1)電極→電極箱→脳波計

 電極は大別して針電極とペーストを塗布して使用する円板電極の二種類あり,後者が一般的である.不関電極として左右の耳たぶに設置し,頭皮には図のように19か所(頭頂部3か所含む.)の一定部位に電極を設置する.その電極の対極にあるコードをそれぞれ電極箱に接続して,電極箱から脳波計にと流れる信号を捕える.頭皮でキャッチされた微小の電気活動は脳波計内蔵の増幅器が増大し,その波形が脳波として明瞭に記録される.8,12,16素子用モンタージュがあるが,現在16素子用(16チャンネル)が一般的である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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