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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル28巻1号

1994年01月発行

文献概要

ひろば

誰も書かなかった臨床実習学生の“潰し方”/夜学はドラマチック

著者: 浅田和之1 宇野真成2

所属機関: 1京都市身体障害者リハビリテーションセンター 2城東病院理学療法室

ページ範囲:P.67 - P.67

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 まず実習が始まったら,指導者は寡黙であることが重要で,“相手は何を考えているのかわからない!”という不信感を醸成することは欠かせません.学生にもあまり話をさせないようにします.話すことでリラックスして,自分のペースを掴み始められると,厄介です.会話は少ないほど良いのです.

 担当症例は,理学療法の本来の適応の無い症例が理想的です.多くの学生は患者さんに対して,“とにかく何かをしなければいけない!”と基本的にはすでにあせっているのですから,「特に理学療法の適応は無いと考えます.」などと勇気の要る言葉はまず出せません.でも当然,問題があるからこそ,行なうべきことは存在するわけですから,それが見付けられないと学生は,拘泥すべき事実を取り違え,どんどん墓穴を掘っていくのです.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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