文献詳細
文献概要
入門講座 器具を用いた運動療法・4
慢性閉塞性肺疾患患者の器具を使用した呼吸訓練と呼吸筋訓練
著者: 山田拓実1 中山孝1 額谷一夫1 黒川幸雄1 小松優子2
所属機関: 1国立療養所東京病院附属リハビリテーション学院理学療法学科 2複十字病院理学療法室
ページ範囲:P.687 - P.694
文献購入ページに移動呼吸訓練や呼吸筋訓練を行なう際,慢性閉塞性肺疾患(COPD)の肺および呼吸筋の病態生理をよく理解した上で,より有効な訓練方法を考えていく必要がある.呼吸筋は換気運動のジェネレーターであり,呼吸仕事量は圧量曲線(P-V曲線)の面積で表される.ゆえに呼吸訓練には圧力と流のコントロールが必要であり,そのための訓練器具もいろいろ市販されている.
本稿ではCOPD患者の呼吸訓練や呼吸筋訓練と,それらに使用されている器具の特徴について述べる.
掲載誌情報