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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル28巻10号

1994年10月発行

文献概要

理学療法草創期の証言

盲の欠格条項撤廃運動

著者: 松澤正1

所属機関: 1筑波技術短期大学理学療法学科

ページ範囲:P.703 - P.703

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 昭和30年代欧米においては医学的リハビリテーションがきわめて普遍的かつ総合的に行なわれ,人間尊重と社会開発という面で大きな成果を上げていた.

 我が国の厚生省では1960年に医療制度調査会を発足させ,3年間の審議を経て,1963年に「医療制度全般についての改善の基本方策」を答申した.その中で特に注目すべきこととして「現在制度化されていない医療関係者」の項において,リハビリテーションに関する医療関係者について次のような提案がされた.「医療の目的は,単に疾病を治療するだけでなく,患者の機能回復訓練,職能訓練等社会復帰に至るまでの指導をも包含するものであり,リハビリテーションの重要性がとみに高まっている」として,「リハビリテーションに従事する専門職種として,職能療法士,理学療法士,言語療法士,難聴訓練士,弱視訓練士等があるが,これらの者については,教育,業務内容の確立等その制度化を早急に図る必要がある.」としていた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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