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特集 Ⅰ.中途視覚障害
中途失明者のリハビリテーション
著者: 石田みさ子1 簗島謙次1
所属機関: 1国立身体障害者リハビリテーションセンター病院眼科
ページ範囲:P.728 - P.732
文献購入ページに移動 Ⅰ.中途失明者とは
視覚障害を表す言葉として失明,盲という言葉がある.失明とは片眼あるいは両眼性の視機能喪失,盲とは両眼性の視機能喪失により個体として視覚による生活ができない状態と定義されるが,視覚障害者とは,そのような状態の人々だけではない.視機能をある程度有するロービジョン者のほうが実際には多いということは,あまり知られていない.
WHOでは矯正視力0.05以下,中心視野10°以内のものを盲,0.3以下のものをロービジョンと規定している.
視覚障害を表す言葉として失明,盲という言葉がある.失明とは片眼あるいは両眼性の視機能喪失,盲とは両眼性の視機能喪失により個体として視覚による生活ができない状態と定義されるが,視覚障害者とは,そのような状態の人々だけではない.視機能をある程度有するロービジョン者のほうが実際には多いということは,あまり知られていない.
WHOでは矯正視力0.05以下,中心視野10°以内のものを盲,0.3以下のものをロービジョンと規定している.
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