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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル28巻12号

1994年12月発行

文献概要

特集 脳外傷

脳外傷の発生機序と病理,病態

著者: 梅村淳1 永井肇2

所属機関: 1名古屋市立大学医学部脳神経外科 2名古屋市総合リハビリテーションセンター

ページ範囲:P.800 - P.804

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 Ⅰ.初めに

 脳外傷による脳損傷の程度は多種多様であり,一見同じような頭部外傷でも死に至るものから,何ら神経症状を残さず回復するものまである.また,脳外傷の後遺症としては脳卒中の場合にみられるような麻痺だけではなく,前頭葉や側頭葉の損傷に起因する精神症状,および知的機能の低下が問題となることが多い.

 脳外傷の病態についてはCTの導入により飛躍的にその理解が深まってきており,本稿では最近の考え方を中心に脳外傷の発生機序および病理,病態について解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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