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印象に残った症例
外傷性脳損傷児の両親の障害受容;復学について考えさせられた一症例
著者: 本川由美子1 海老原理恵1 松田直樹1 亀崎高夫2
所属機関: 1茨城西南医療センター病院リハビリテーション科 2茨城西南医療センター病院脳神経外科
ページ範囲:P.841 - P.843
文献購入ページに移動頭部外傷によるび漫性軸索損傷によって意識障害を来した場合,予後不良なことが報告されている1,2).また回復した場合でも運動機能の障害だけでなく記憶や注意力・運動面の障害が残存することも言われている3).
今回交通外傷によるび漫性軸索損傷を来し植物状態となり,受傷後3か月ごろから意識が徐々に覚醒してコミュニケーション,運動機能などに回復がみられた症例があった.
今後も運動機能だけでなく,教育面や社会面等でさまざまな問題を抱えているこの症例について1994年4月までの経過と若干の考察について報告する.
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