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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル28巻12号

1994年12月発行

文献概要

学会印象記 第29回全国研修会

基本知識から社会的ニーズまで学んだ―臨床運動学の重要性を再認識

著者: 井上悟1

所属機関: 1大阪大学医学部附属病院理学療法部

ページ範囲:P.858 - P.859

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 1.初めに

 第29回全国研修会は群馬県理学療法士会が担当し,水と緑と詩のまち前橋市で1994年10月6・7日の2日間にわたり開催された.今回の研修会のメインテーマは「臨床運動学と理学療法」である.高木武二研修会長の挨拶の中では,理学療法の知識と技術の多様化,高度化が求められている現状に則し,理学療法の学問的基礎となる臨床運動学の再確認の意味からメインテーマとして取り上げたと述べられた.派手さの無いテーマではあるが,理学療法が医療の中でもっともその専門性を求められる分野でもあり必要不可欠のテーマと考えられる.プログラムはまず特別講演で「機能障害の臨床運動学的分析」について学び,この内容を踏まえて,各専門分野に分かれ臨床運動学に関する分科会がもたれた.また特別企画として,四つのセミナーが開催された.

 私は大学病院に勤務する一理学療法士であるため,当院での理学療法に求められるニーズ,個人的興味から,今回聴講できた講演内容の紹介とその印象について述べさせていただく.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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