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特集 脳卒中リハビリテーションプログラムの各段階に応じた理学療法
都市型リハビリテーション専門病院における脳卒中プログラムと理学療法
著者: 野尻晋一1 山永裕明1
所属機関: 1熊本機能病院総合リハビリテーション部
ページ範囲:P.82 - P.87
文献購入ページに移動脳卒中のリハビリテーションは,病院での訓練室内のみでのリハビリテーションで良しとする時代は終わり,保健,医療,福祉の連携による在宅ケアまでかかわることが当たり前とされる,包括リハビリテーションの時代となった.
熊本機能病院でも脳卒中のリハビリテーションは従来の病院でのリハビリテーションのみの考え方では対応できないとの認識に立っている1).よって病院併設の老人保健施設清雅苑が地域リハビリテーションの核としての役割を担うことにより,訪問看護,訪問リハビリテーション,デイケア,ショートステイを通じ在宅ケアを推進している.脳卒中リハビリテーションプログラムも,在宅ケアシステムの一連の流れ2)(図1)の中に段階的に組み込まれているのが当院の特徴である.この基本的枠組をふまえて以下,与えられたテーマについて述べることにする.
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