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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル28巻2号

1994年02月発行

文献概要

印象に残った症例

地域リハビリテーション活動に関わって考えたこと

著者: 伊藤晴人1

所属機関: 1大東市保健医療福祉センターリハビリテーション課

ページ範囲:P.125 - P.127

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 Ⅰ.初めに

 今日,「リハビリテーション」という言葉は,知らない人が少ないと言えるほど一般的になってきている.一般の人々は「リハビリテーション」という言葉を聞いて,「機能訓練」をイメージする人が多いと思うが,われわれ専門家もそういう傾向があるのではないだろうか.しかし,周知のとおり「リハビリテーション」とは全人的復権の意味のものであり,特に地域リハビリテーションは「生活の場」での活動であるので,障害の有無や年齢にかかわらず地域で住民として当たり前に,みんなと生活することが目標なのである.

 そのためには,障害児・者や高齢者の毎日の生活を家族とともに保健・医療・福祉・教育機関などの専門職や地域住民,ボランティアが支え,住民みんなが支援する仲間の一人として地域生活を送りながら連携し,総合的に取り組んでいくことがたいせつなのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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