icon fsr

文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル28巻3号

1994年03月発行

文献概要

講座 動作分析・3

生理学的観点からみた動作分析

著者: 丸山仁司1

所属機関: 1埼玉医科大学短期大学理学療法学科

ページ範囲:P.185 - P.190

文献購入ページに移動
 I.初めに

 生理学は動物系(筋,神経など)と植物系(呼吸,循環,代謝など)とに分けられる.植物系生理学は運動の維持,動物系生理学は運動の発現,運動の制御に関係する.運動とそれらの関係を図式化すると図1のようになる.植物系生理学,特に循環呼吸系に関与するphysiological responsesと筋神経系に関与するperformanceとの両者の働きで運動は発現,維持,制御されている.呼吸循環系では大気中の酸素を筋へ運搬する能力(供給能力),神経系は酸素を利用する能力(制御能力)である.

 動作,運動は筋の活動量により,生理学的反応が異なる.ここでは,筋の活動量の変化をみる指標である効率について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら