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印象に残つた症例
老人保健事業に基づく在宅訪問指導における一症例―機能訓練事業への参加を目指して
著者: 薮越公司1 木下潤子1 山口昌夫2
所属機関: 1リハビリテーション加賀八幡温泉病院理学療法科 2リハビリテーション加賀八幡温泉病院リハビリテーション科
ページ範囲:P.197 - P.199
文献購入ページに移動1983年に老人保健法が施行されたが,それに伴う機能訓練事業や訪問指導事業において理学療法士の果たす役割はきわめて重要である.
当院でも限られた回数ではあるが,1986年4月より市町村の機能訓練事業に参加し,その一役を担ってきた.しかし通所不能者に対するリハビリテーションサービスの必要性を痛感し,1989年1月よりK町において在宅訪問指導を開始し,現在に到っている.
今回,途中経過ではあるが,10回の在宅訪問指導を通じて,意欲ある在宅生活を行なう上での動機付けの手段として,「機能訓練事業への参加」という目標を掲げて,アプローチしてきた症例の経過を紹介するとともに,若干の考察を加えて報告する.
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