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あんてな
そして,今,障害予防―第29回日本理学療法士学会の企画テーマ「障害予防と理学療法」
著者: 對馬均1
所属機関: 1弘前大学医療技術短期大学部
ページ範囲:P.268 - P.268
文献購入ページに移動 1.なぜ,今,障害予防なのか?
我が国にリハビリテーション医学が導入されてから30年が過ぎ,その進歩とともに我が国の理学療法も発展してきました.しかしこの間,人口動態や疾病構造は目まぐるしく変化したことも事実です.老齢人口がピークに達するまでのカウントダウンが始まった現在,保健・医療上の大きな課題は「健康に過ごせる人生の期間を如何にして延長させるか」であるとも言われています.換言すれば,疾病にかかったり能力低下に陥った状態を問題とするだけでなく,こうした状態におかれている期間を可能な限り短縮することの重要性に視点が移ってきていることに他なりません.したがって,疾病から機能障害が発生することを予防し,さらに機能障害から能力低下に陥ることを予防し,また不幸にして能力低下が生じた場合にはその状態が進行することを予防することがたいせつになってきます.
我が国にリハビリテーション医学が導入されてから30年が過ぎ,その進歩とともに我が国の理学療法も発展してきました.しかしこの間,人口動態や疾病構造は目まぐるしく変化したことも事実です.老齢人口がピークに達するまでのカウントダウンが始まった現在,保健・医療上の大きな課題は「健康に過ごせる人生の期間を如何にして延長させるか」であるとも言われています.換言すれば,疾病にかかったり能力低下に陥った状態を問題とするだけでなく,こうした状態におかれている期間を可能な限り短縮することの重要性に視点が移ってきていることに他なりません.したがって,疾病から機能障害が発生することを予防し,さらに機能障害から能力低下に陥ることを予防し,また不幸にして能力低下が生じた場合にはその状態が進行することを予防することがたいせつになってきます.
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