文献詳細
文献概要
理学療法草創期の証言
ポリオ大発生後の理学療法士誕生
著者: 大場武1
所属機関: 1北海道立旭川肢体不自由児総合療育センター
ページ範囲:P.340 - P.340
文献購入ページに移動 1965年理学療法士及び作業療法士法が制定され,この身分法確立の初期から関わった年代の1人として,私は地域性,小児施設の分野から当時のさまざまを思い起こしてみたい.
・ポリオ後遺症を通して
北海道では1949年の500人を最高に,毎年100人前後のポリオが発生していた.しかし1960年,患者総数1602人,死亡者127人(北海道衛生部調べ)と爆発的なポリオの発生があった.御存じのようにポリオは弛緩性の麻痺を後遺症として残す.したがってその回復期の適切な治療訓練のたいせつさは申すまでも無い.
・ポリオ後遺症を通して
北海道では1949年の500人を最高に,毎年100人前後のポリオが発生していた.しかし1960年,患者総数1602人,死亡者127人(北海道衛生部調べ)と爆発的なポリオの発生があった.御存じのようにポリオは弛緩性の麻痺を後遺症として残す.したがってその回復期の適切な治療訓練のたいせつさは申すまでも無い.
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