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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル28巻5号

1994年05月発行

文献概要

短報

股関節外転筋力低下に及ぼす加齢と股関節症の影響に対する一考察

著者: 坂本年将1 三枝康宏2

所属機関: 1神戸大学医学部附属病院理学療法部 2神戸大学医学部整形外科

ページ範囲:P.351 - P.352

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 Ⅰ.初めに

 変形性股関節症患者における股関節外転筋力の低下が,患者の機能障害を引き起こすことはよく知られており,変形性股関節症患者の股関節外転筋力に関する報告は数多い1~4),しかし,加齢とともに進行する変形性股関節症において,股関節外転筋力低下に及ぼす加齢と股関節症のおのおのの影響については,包括的な検討がなされていない.そのため,年齢,股関節症の進行度を考慮した股関節外転筋力の評価や,股関節外転筋力低下の予後を予測した上での治療の実施が困難となる.

 今回われわれは,股関節外転筋力の低下に及ぼす加齢と股関節症の影響について若干の知見を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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