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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル28巻5号

1994年05月発行

文献概要

クリニカル・ヒント

ギプス装着後のシャワー浴の工夫

著者: 神戸晃男1 山田俊昭1 神戸敏子2 佐々木弘之3

所属機関: 1金沢医科大学病院リハビリテーション部 2浅ノ川総合病院看護婦 3石川整肢学園

ページ範囲:P.355 - P.356

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 1.初めに

 筆者は昨年の夏,毎年恒例の職員ソフトボール大会に出場したとき右腓腹筋の肉ばなれを起こしてしまい,その治療に右大腿から足部にかけて膝伸展位で1週間ギプスをまく羽目となった.

 最初,肉ばなれは数日で良くなると思っていたが,主治医によると3週間安静が必要で,ギプスを巻いたほうが早く治り,痛みが軽減するとのことなのでギプスを巻いてもらうことにした.歩行時,少し体重をかけて痛かった右足が,ギプスをしてからは,さほど痛みが無く,何とか歩けるので喜んで帰宅した.しかし自宅では,ギプスを巻く前,何不自由無く行なっていたトイレ動作やシャワー浴などの日常生活が何と不自由になってしまうのかとつくづく体験した.

 たまたま,自宅のトイレは洋式であり,食事もいすに腰掛けて行なっていたので何とかできた.しかし,シャワー浴はギプス内側に大腿から水が入るので使用することはできず,夏でむし暑くどうしようかと自分自身思案していたとき,妻が自宅に普段備えてあるごみ袋やサランラップなどを使用して問題無くシャワー浴をできるようにしてくれた.これは,妻がたまたま看護婦であり,それですぐ対応できたのであるが,この方法は,妻のオリジナルであり,私自身,体験を通して次のように,さらに少し工夫してみた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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