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文献概要
入門講座 器具を用いた運動療法・2
器具を用いた関節可動域訓練
著者: 畑耕治1
所属機関: 1島田病院理学診療科
ページ範囲:P.543 - P.547
文献購入ページに移動 Ⅰ.初めに
関節可動域訓練(ROM exercise,range of motion exercise)の目的は関節可動域の維持増大である.しかし,その目的は最終目標ではなく,獲得された関節可動域が日常動作において機能的に用いられなければならない.つまりdisabilityの改善のためにimpairmentの改善を目標とするのである.このことは日常診療において誤解されていることが少なくない.
関節可動域訓練は理学療法士による徒手的訓練が多く用いられている.本稿では徒手的訓練の補助,獲得された可動域の維持または自己管理として患者自ら実施できる,身近な器具を用いた関節可動域訓練について述べる.
関節可動域訓練(ROM exercise,range of motion exercise)の目的は関節可動域の維持増大である.しかし,その目的は最終目標ではなく,獲得された関節可動域が日常動作において機能的に用いられなければならない.つまりdisabilityの改善のためにimpairmentの改善を目標とするのである.このことは日常診療において誤解されていることが少なくない.
関節可動域訓練は理学療法士による徒手的訓練が多く用いられている.本稿では徒手的訓練の補助,獲得された可動域の維持または自己管理として患者自ら実施できる,身近な器具を用いた関節可動域訓練について述べる.
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