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学会印象記 第29回日本理学療法士学会
障害予防を含んだ地域リハビリテーションに学ぶ
著者: 上村佐知子1
所属機関: 1赤羽病院理学診療科
ページ範囲:P.570 - P.571
文献購入ページに移動 1994年5月27日,28日の2日間にわたり,第29回日本理学療法士学会が「障害予防と理学療法」をテーマに,本州北端の地青森で開催された.本学会は医療としてだけの理学療法にこだわらず,「障害予防」という概念を地域社会にまで発展させ,保健や福祉の分野からもたくさんの報告がなされた.本学会長の伊藤日出男先生をはじめとする青森学会では,在宅リハビリテーションやリハビリ学級を通して地域リハビリテーションが早くから展開されており,かくいう私も弘前大学医療技術短期大学部時代の授業で,地域の障害者とじかに接する機会をもち,そのことが後の理学療法業務に非常に役だってきたと思っている.その青森で,今回の学会が,障害者の方々や保健婦さんなどの一般参加も加えて盛大に開催されたことは,たいへんに意義深く,そして青森学会ならではの良さが肌で感じられた.
特別講演とシンポジウムⅠは,到着時間の遅れで残念ながら拝聴できなかったが,リハビリテーション医学における障害予防は,特に高齢者にとって不可欠であると,日ごろから私自身考えていたことであり,今後の予防・治療医学におけるリハビリテーション医学のコンセンサスの高まりを今まで以上に期待している.
特別講演とシンポジウムⅠは,到着時間の遅れで残念ながら拝聴できなかったが,リハビリテーション医学における障害予防は,特に高齢者にとって不可欠であると,日ごろから私自身考えていたことであり,今後の予防・治療医学におけるリハビリテーション医学のコンセンサスの高まりを今まで以上に期待している.
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