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文献概要
入門講座 器具を用いた運動療法・3
器具を用いた協調訓練
著者: 井上隆三1
所属機関: 1虎の門病院リハビリテーション部
ページ範囲:P.607 - P.611
文献購入ページに移動 Ⅰ.初めに
協調運動障害を有する症例では,明らかな運動麻痺が存在しないにもかかわらず,随意運動の円滑で迅速かつ正確な遂行ができなくなり,平衡機能障害が出現する.その原因としては,小脳性,深部感覚性,前庭・迷路性運動失調,Parkinson病をはじめとするパーキンソニズム,その他の不随意運動がある.本稿では,協調運動障害の発現機序,それに対する協調訓練の基本的考え方,具体的な訓練法について,協調運動障害の原因となる代表的な疾患である,運動失調症とパーキンソニズムとに分けて述べる.用いる器具は,患者が手軽に使用でき,家庭でも協調訓練が可能となるようなものを中心に選んだ.
協調運動障害を有する症例では,明らかな運動麻痺が存在しないにもかかわらず,随意運動の円滑で迅速かつ正確な遂行ができなくなり,平衡機能障害が出現する.その原因としては,小脳性,深部感覚性,前庭・迷路性運動失調,Parkinson病をはじめとするパーキンソニズム,その他の不随意運動がある.本稿では,協調運動障害の発現機序,それに対する協調訓練の基本的考え方,具体的な訓練法について,協調運動障害の原因となる代表的な疾患である,運動失調症とパーキンソニズムとに分けて述べる.用いる器具は,患者が手軽に使用でき,家庭でも協調訓練が可能となるようなものを中心に選んだ.
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