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特集 世界は今
慢性関節リウマチに対する理学療法
著者: 阿部敏彦1
所属機関: 1海里マリン病院理学療法部
ページ範囲:P.25 - P.29
文献購入ページに移動 Ⅰ.初めに
慢性関節リウマチ(以下,RAと略)の理学療法において,諸外国と比較して日本の理学療法士が考慮すべき点は二つある.新しい理論および実践の立証により変革の糸口を見付けだそうとする探求心と,背景となる政治経済体系および既存の各専門分野の確立による社会・歴史的理念格差のため導入に際し著しい障壁を認めざるをえない現実への直視とである.
本論文では,私自身の海外研修(1989年)による記録1)をふまえて,1990年以降の論文により,諸外国におけるRAの理学療法の現状をまとめる.
慢性関節リウマチ(以下,RAと略)の理学療法において,諸外国と比較して日本の理学療法士が考慮すべき点は二つある.新しい理論および実践の立証により変革の糸口を見付けだそうとする探求心と,背景となる政治経済体系および既存の各専門分野の確立による社会・歴史的理念格差のため導入に際し著しい障壁を認めざるをえない現実への直視とである.
本論文では,私自身の海外研修(1989年)による記録1)をふまえて,1990年以降の論文により,諸外国におけるRAの理学療法の現状をまとめる.
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