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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル29巻10号

1995年10月発行

文献概要

理学療法草創期の証言

あの苦しさも今は良き思い出

著者: 池内峯雄1

所属機関: 1登別厚生年金病院リハビリテーション科

ページ範囲:P.717 - P.717

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 本誌編集室から本欄への執筆依頼を受けたとき,正直いって戸惑いを感じた.あれから30年を経て,辛いことは忘れる性格のせいか思い出せない事柄も多い.残っていた記録や学習ノートを引っ張りだして,自分なりの回顧として述べたいが,時折愚痴っぽくなる点はご容赦いただきたい.

 私が登別厚生年金病院に就職したのは1962年1月だから,勤続33年が過ぎたことになる.就職した翌年,故・秋元久実先生から,「日本にも本格的にリハビリテーション医学が導入され,近い将来,新しい法制度と国家試験が予測されるので各自留意しておくように」との話があった.そして1963年,当院から国立療養所東京病院附属リハビリテーション学院一期生として奨学生が入学し,秋元先生の話を現実のものとして感じることとなった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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