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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル29巻11号

1995年11月発行

文献概要

特集 病棟訓練

病棟訓練の実際(2)―看護婦との協業を含め

著者: 松木秀行1 森本栄1 伊藤隆夫1 田中正樹1 石川誠1

所属機関: 1近森リハビリテーション病院

ページ範囲:P.766 - P.772

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 Ⅰ.はじめに

 上田,大川らは,看護との協業を強調し,「しているADL」と「できるADL」の差をなくすため実際の生活の場に出向き,生活の時間帯に合わせた指導をすることが重要であると指摘し,病棟を基盤として看護婦とセラピストが連携するチームアプローチを確立する必要があると述べている1-3)

 当院でも,「入院におけるリハビリテーション医療の中核は病棟看護にあり」をスローガンに,各部署が看護を支える体制を作ろうと努めている.しかし,病棟内生活からスムーズに自宅生活へ移行させるため,看護と協業してチームアプローチを実践していく上で,勤務体制,業務内容,教育過程などの違いやセラピストの理解不足により様々な問題が発生してくる.そこでセラピストとしては,看護婦と協業するには,具体的に何をどのように行えば良いか日々悩むことになる.われわれが,過去2年間実施してきた病棟訓練の経緯,実施内容,現状での問題点などを示し,今後の看護との協業を円滑にするために何が必要なのかについて述べたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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