icon fsr

文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル29巻12号

1995年12月発行

文献概要

とびら

先天性股関節脱臼治療の流れに思う

著者: 宮崎泰1

所属機関: 1心身障害児総合医療療育センター

ページ範囲:P.821 - P.821

文献購入ページに移動
 先日,私の勤めている心身障害児総合医療療育センターの坂口亮所長の「先天性股関節脱臼治療の流れ(過去・現在・未来)」と題する講義に参加した.坂口所長は,先天性股関節脱臼の治療には古代ギリシャのHippokrates以来の長い歴史があることを前置きして,

 1)1895年頃にLorenzによって確立され,当時は絶賛された治療体系(整復―てこ作用による瞬間的な力による整復,固定―股関節90度屈曲・90度外転のLorenz第1肢位,後療法―固定後の拘縮除去)が,半世紀後の遠隔成績の発表では,骨頭変形や股関節痛による悲惨な機能障害を引き起こしていること,

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら