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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル29巻12号

1995年12月発行

文献概要

理学療法草創期の証言

夢中で走ってきた24年

著者: 高橋寛1

所属機関: 1社/太陽の家

ページ範囲:P.871 - P.871

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 私の職場・太陽の家は,1965年10月5日,身体障害者(以下,身障者)に就労の機会を提供するために設立された職業リハビリテーションの場である.当初,17名の身障者(主に脊損者)でスタートし,1984年に愛知・太陽の家,1986年に京都・太陽の家を開設し,現在ではオムロン,ホンダ,デンソー,ソニー等との共同出資会社の社員を含め1,594名(うち身障者1,060名)を擁するまでになっている.

 私は1968年九州リハビリテーション大学校の理学療法科に入学.太陽の家作りをモデルにした水上勉の小説「車椅子の歌」や高校の保健体育で簡単な説明がありリハビリテーションに興味をもったからである.身障者福祉の分野に進みたいと思っていたので,どう転んでも生活ができて役に立つ資格が欲しかった(当時は,奇特がられるが飯の食えない世界といわれていた).ほかの大学には興味がなく九州リハ1校だけを受験した.入学までの期間に「太陽の家」を見学して感銘を受け,卒業後の就職先として太陽の家で働こうかと思いながらの入学であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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