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印象に残った症例
障害受容の困難な脳卒中片麻痺のケースから学んだこと
著者: 富樫誠二1
所属機関: 1広島市立安佐市民病院リハビリテーション科
ページ範囲:P.131 - P.133
文献購入ページに移動 Ⅰ.初めに
脳卒中片麻痺患者の理学療法に永年携わって,その患者の多くは,機能回復には,おおよそ限界があり,何らかの障害を背負って生きてゆかなければならないことや,そしてそのために,その障害を受容しなければならないことを知った.私は脳卒中片麻痺患者が障害を受容し,障害とともに生きていこうと決意することの困難さを幾度となく経験した.
そこで今回,障害を受容することの困難さについて考えさせられたケースから障害を受容することについて,筆者なりにいろいろ考えたり,取り組んできたことを理学療法士の立場から紹介し,私見を踏まえて,障害受容への援助の重要性を改めて考えてみたい.
脳卒中片麻痺患者の理学療法に永年携わって,その患者の多くは,機能回復には,おおよそ限界があり,何らかの障害を背負って生きてゆかなければならないことや,そしてそのために,その障害を受容しなければならないことを知った.私は脳卒中片麻痺患者が障害を受容し,障害とともに生きていこうと決意することの困難さを幾度となく経験した.
そこで今回,障害を受容することの困難さについて考えさせられたケースから障害を受容することについて,筆者なりにいろいろ考えたり,取り組んできたことを理学療法士の立場から紹介し,私見を踏まえて,障害受容への援助の重要性を改めて考えてみたい.
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