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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル29巻3号

1995年03月発行

文献概要

特集 疼痛

腰周辺の疼痛の評価

著者: 鈴木重行1 青木一治2 河村守雄1

所属機関: 1名古屋大学医療技術短期大学部理学療法学科 2NTT東海総合病院整形外科

ページ範囲:P.155 - P.160

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 Ⅰ.初めに

 腰周辺の疼痛の評価を行なう目的は医師から腰痛患者の理学療法の指示を受けたとき,評価結果に基づいた運動療法,物理療法などの適応を判断し,刺激の強度,範囲,時間などを決定することである.そのためには疼痛を生み出す病理変化に対応した評価項目を選択できる能力が望まれる.現在,理学療法の効果が残念ながら科学的にあまり解明されていない状況の中で,器質的変化と機能的変化とから生み出された「疼痛」を的確に評価し,その病態に沿った理学療法を施行することは非常に難しいと考えられる.

 今回,腰周辺の疼痛について基礎的考え方を述べた上で,筆者らが日頃用いている評価項目に従い順次解説を加える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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