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文献概要
特集 疼痛
慢性疼痛に対する理学療法アプローチ―全人的医療に向けて
著者: 鈴木順一1
所属機関: 1信州大学医学部附属病院理学療法部
ページ範囲:P.175 - P.180
文献購入ページに移動 Ⅰ.初めに
痛みを和らげることは人類の歴史上重要な課題とされ,医学の進歩は痛みの克服を目的に築かれたと言っても過言ではないとされている.
理学療法においても,痛みはそれ自体が患者にとっての最大の苦痛であり,さらに二次的な機能低下を招く理学療法上の問題点とされる,なかでも慢性の疼痛は身体的な機能低下のみならず,人間性の崩壊をも招きかねないと言える.
そこで本稿では理学療法が適応となる慢性疼痛疾患を医学,心理,社会面において整理し,慢性疼痛に対する理学療法アプローチを提示したい.
痛みを和らげることは人類の歴史上重要な課題とされ,医学の進歩は痛みの克服を目的に築かれたと言っても過言ではないとされている.
理学療法においても,痛みはそれ自体が患者にとっての最大の苦痛であり,さらに二次的な機能低下を招く理学療法上の問題点とされる,なかでも慢性の疼痛は身体的な機能低下のみならず,人間性の崩壊をも招きかねないと言える.
そこで本稿では理学療法が適応となる慢性疼痛疾患を医学,心理,社会面において整理し,慢性疼痛に対する理学療法アプローチを提示したい.
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