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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル29巻3号

1995年03月発行

文献概要

講座 理学療法教育論・3

理学療法教育課程とカリキュラム

著者: 河村光俊1 高木昭輝1 奈良勲1

所属機関: 1広島大学医学部保健学科理学療法学専攻

ページ範囲:P.195 - P.201

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 Ⅰ.初めに

 現在,理学療法士養成校は64校で年間の理学療法士養成力は1125名である.厚生省の高齢化社会に向けた目標は年間2800名であり,今後さらに養成機関の新設が見込まれる1).また,医療技術短期大学部の幾つかが近い将来四年制大学へ移行してゆくなど,理学療法士教育課程が大きく変化している状況である.

 また,出生数減少に伴う若年層の減少は高学歴志向を強めており2),単に技術者養成のための教育課程では魅力を失い,技術者,研究者,教育者,他分野への進学,大学院への進学など多岐にわたる進路の可能性をもつ高等教育へと受験生の目は向いてくると考えられる.そのため,既設・新設の養成校はさらに教育課程の検討により教育の充実化,質的向上を計らなければならない1)

 ここでは広島大学医学部保健学科理学療法学専攻の教育課程とアメリカの教育課程を示し,今後の検討課題を述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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