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入門講座 学術研究方法の手順・4
パーソナルコンピューターを利用したプレゼンテーション
著者: 八並光信1 遠藤敏1 上迫道代1 寺門早苗1 大木修子1 須藤彰一1 牧田光代2
所属機関: 1慶應義塾大学リハビリテーション科 2昭島市高齢者在宅サービスセンター愛全園
ページ範囲:P.251 - P.255
文献購入ページに移動学会発表や院内発表の際,スライドやOHPシートを用いて,研究発表や臨床報告を,いかに聞き手にアピールすべきかと悩むのは,誰しも経験することだと思います.特に,時間的な余裕の無い場合,スライドやOHPシートの作成にかかる手間が,省力化されるとおおいに助かります.最近では,パーソナルコンピューター(以下,パソコンと略.)やワードプロセッサーの急速な普及によって,スライドの作成も技術的に容易なものとなりました.理学療法士学会で,グラフや表のカラースライドを見ても誰も驚かなくなってきたことで,かなりの人がパソコンを使用している現状が感じられます.
タイトルにあるプレゼンテーションという言葉は,パソコンの急速な普及とともに用いられるようになりました.プレゼンテーションという言葉になじみが無い人も多いと思います.一言で言えば,文字(テキスト)・絵(グラフィック)・音声(サウンド)・動画(ムービー)などの対象物(オブジェクト)から構成されたインパクトのある表現手段と考えると理解しやすいと思います.主に,われわれが発表のため用いるスライドやOHPシートは,テキストとグラフィックから構成されています.
ここでは,パソコンを用いたプレゼンテーションの作成に必要な機器および流れを紹介します.
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