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雑誌目次

雑誌文献

理学療法ジャーナル29巻6号

1995年06月発行

雑誌目次

特集 運動発達障害;新生児からのアプローチ

essence of the issue フリーアクセス

ページ範囲:P.363 - P.363

 本号の特集を詳らかに読んでいただければ,運動発達障害の診断評価,アプローチには様々な考えがあることが理解されます.すなわち,発達神経学的な予後の予測は可能か否か,治療開始は早期であればあるほど望ましいのか,先験的に自明と思われてきたことさえ論議の俎上にあることは驚きです.

発達障害児の診断と評価

著者: 北原佶 ,   河野義恭

ページ範囲:P.364 - P.370

 Ⅰ.発達障害とは

 WHOが1980年に障害を機能障害,能力低下,社会的不利の三つの概念に分けることを提唱して以来,「障害」の理解は深まってきた.しかし「発達障害」になると状況は異なっている.発達障害という言葉は,精神発達遅滞と同義語として用いられたり,子どもの心身障害と同義語だったり,運動や言語の発達の遅れや偏りに運動発達障害,言語発達障害と表現したりで,明確な規定をせずに便利な言葉としていろいろな意味で用いられている.

 アメリカの発達障害サービス法のPL94-107(1975)では,発達障害を精神遅滞,脳性麻痺,てんかん,自閉症として疾患を限定しており,年齢規定も18歳以前に生じたものとしている.一方PL95-602(1978)では,疾患規定は無くなり「精神もしくは身体の機能障害あるいはその二つの合併に起因するもの」という内容になり,年齢規定では22歳までに障害が現れたものとなった.

発達障害児の早期治療・早期療育―小児科医の立場から

著者: 北住映二

ページ範囲:P.371 - P.375

 Ⅰ.初めに

 早期治療に当たる英語は,early treatmentであるが,アメリカでは,早期すなわち乳幼児期の治療的な関わりを表す語としてearly interventionという言葉がよく用いられる.これは,早期「介入」と訳されるが,日本では高木兼次による「療育」という,より適切な言葉がある.どの言葉を用いるにせよ,早期の治療訓練は,その子の発達や母親の育児への治療的介入という内容・性格を持つことを踏まえておく必要があるとともに,療育という広い視点から捉えられなければならず,正しい視点を欠いた,狭隘な早期診断,早期治療訓練は,その子や家族にとって,有害ですら有りうる.

 表題からは,早期治療の方法やその効果の評価などについての概説的文章を期待されるかもしれないが,ここでは,早期治療・療育およびその前段としての早期診断の在り方に関わる基本的なことや,具体的方法の問題点を,理学療法士の関わる発達障害である,脳性麻痺や発達遅滞の具体例を通じて,小児科医の立場から,述べていきたい.

未熟児・新生児の理学療法評価

著者: 黒澤保壽 ,   網本和

ページ範囲:P.376 - P.382

 Ⅰ.初めに

 近年,我が国における周産期・新生児医療の進歩は目覚ましく,新生児の生存率は飛躍的に向上している.しかし神経学的後障害の発生率は減少しておらず1),その障害は重複化,重症化していることが推察される.このような現状から新生児集中治療室(neonatal intensive care unit;NICU)に携わる理学療法士もふえ,「後遺症無き生存(intact survival)」と「生命の質」の向上を新生児医療の最終的目標とし2)各科が連携して総合的な対応をする施設もふえてきている.

 そこで本稿では,NICUでの理学療法を積極的に進めるという視点から,未熟児・新生児における神経発達学的評価および,NICUにおける呼吸・循環モニタリングについて述べる.なお本稿で言う未熟児とは胎外生活に適応するのに充分な成熟度に達していない未熟徴候を有する児とする3)

ハイリスクな未熟児の理学療法

著者: 松波智郁 ,   半澤直美 ,   猪谷泰史

ページ範囲:P.383 - P.387

 Ⅰ.初めに

 通常新生児期におけるハイリスク児とは,“生命に対する危険性が特に高いと考えられる新生児と,危険が予想される新生児1,2)”と生命予後の視点から定義されている.一方,神経学的予後の観点からは,ハイリスク児とは,“家族歴・妊娠経過・出産状況・出生後の状態などから,脳障害を起こす可能性の高い乳児3)”,“子供の将来に向けて永続的な発育・発達障害の危険性が予測される新生児4)”と述べられている.リスク因子としては,表1に挙げられているようなものが存在するが,今までの報告では,各因子と予後の関係について,かなりばらつきがあるようである5).しかし,出生体重1500g未満の極小未熟児を,ハイリスクと考えるのは一般的であり,当センターでも,極小未熟児は全員ハイリスク児として,リハビリテーション科でフォローアップしている.今回は,当センターにおける極小未熟児の神経学的予後と予後に関係する諸因子について述べ,理学療法について簡単に紹介する.

発達障害を持った未熟児のフォローアップ

著者: 宮腰実紀 ,   清光至 ,   片田圭一 ,   吉藤桂子 ,   中村弘美 ,   西野学 ,   山田英司 ,   椿原よし美 ,   久保実 ,   島巌 ,   河村光俊

ページ範囲:P.388 - P.392

 Ⅰ.初めに

 本邦の未熟児に対する理学療法の歴史はまだ浅く,12年ほど前から全国の数施設・病院で行なわれ始めた.その後,未熟児の理学療法の必要性が認められ,学会などでテーマとして論議されるようになってきている.しかし,その評価,治療,指導の方法については統一したものはまだ示されていない.当院では6年前から未熟児の理学療法の研修会を行なうようになり,広くわれわれが平素より行なっている対応や疑問点などを供覧しながら論議を積み重ね,その有効性と無効性とを確認し取捨選択を行なっている.

 今回これらをふまえた上で,当院で行なっている未熟児のフォローアップシステムの紹介と未熟児の発達障害児のタイプ別のフォローアップとについて述べてみたい.

とびら

“離床”について考える

著者: 藤林英樹

ページ範囲:P.361 - P.361

 市町村における機能訓練事業や訪問指導は年々充実発展してきつつあると思われるが,在宅におけるねたきりは増えることはあれ,減ることが無い現状である.

 ねたきりになる原因には,一般的に身体機能,心理面,介護力,家屋構造の問題が挙げられる.そして,ねたきりのきっかけは退院直後の生活環境での戸惑いや在宅で対象者が何もすることが無いといったこと,あるいは“ねたきりになるのは仕方がない”とか“転倒すると危ないから”といった家族の姿勢にまで関連する.

学会印象記

第59回日本循環器学会

著者: 木村雅彦

ページ範囲:P.370 - P.370

 第59回日本循環器学会は1995年4月1日から3日間の会期で,名古屋市において開催された.

 当院では昨年秋の施設増改築に合わせ,循環器内科と合同で「心疾患リハビリテーション」の施設基準を申請し,急性心筋梗塞後の積極的なリハビリテーションプログラムに着手したところである.本学会はわれわれ理学療法士には比較的馴染みの薄い学会との先入観もあったが,今回この領域の最新の知見を得るために参加した.

入門講座 学術研究方法の手順・6

科学論文の読み方―わかりやすい論文を書くために

著者: 高橋正明

ページ範囲:P.393 - P.397

 Ⅰ.初めに

 表題を見て「読み方だって,おかしなの!」と思われた方は多いのではないでしょうか.本論に入る前に少し説明致します.

 まず用語についてですが,この中で科学論文とは,理学療法の分野で,実験や調査により得られた新知見をまとめて雑誌に掲載された,いわゆる原著論文を意味します.一方副題の論文は,大雑把に学会演題の原稿(抄録)まで含むものとして筆を進めるつもりでいます.といいますのは,最近は若い人の活躍で日本理学療法士学会の発表演題数も優に400を越えるようになり,それを書くときの参考になればと思ったからです.しかしほんとうは,もし少し頑張って科学論文にまで仕上げ,最初は地方雑誌でかまいませんから投稿していただきたいのです.通常はなかなか添削や修正をしてもらえるチャンスはありませんから,そんなときにこの内容がガイドラインとして役に立てばと願う次第です.

講座 理学療法教育論・6

卒業研究課題の意義

著者: 濱出茂治 ,   堀秀昭 ,   奈良勲

ページ範囲:P.399 - P.402

 Ⅰ.初めに

 近年における理学療法教育課程の四年制移行のテンポは急速で,1995年度で国公立,私立を含めて9校が設置または設置予定である.これらの四年制大学では研究方法に関した授業科目が従来に増してかなりのウエイトを占め,これまで重視されてきた臨床実習との比率の上で6:4の割合で研究課題に関する研究方法論や卒業研究などの授業時間数が組み込まれている.このような研究課題を重視した教育体制は今後,大学院教育が導入されていく過程でさらに進展していくと予想される.

 このような急激な教育環壤の流れに対して,現行の三年制教育体制の中でも研究課題に関する教育の必要性が叫ばれ,これまで多くの養成校で研究課題に関する教育は進められてきた1,2).しかし,それはあくまでも良き臨床理学療法士になるための教育であって,理学療法研究者育成を目的としたものとは言えなかった.今後21世紀に向かって理学療法が科学として発展していくためには,卒前・卒後教育における一貫した研究課題に対する教育目標を見いだしていく必要がある.そこで本稿では研究課題の現状における問題点を整理し,研究課題教育の意義とその在り方とについて検討を加えてみたい.

印象に残った症例

24歳で下肢4関節に対し人工関節置換術を行なった慢性関節リウマチ患者の理学療法および追跡調査

著者: 得丸敬三

ページ範囲:P.403 - P.407

 Ⅰ.初めに

 慢性関節リウマチ(以下,RAと略.)患者の中には急速な関節破壊のために,若くして人工関節置換術を余儀なくされる例がある.このような患者の場合,その多くが複数関節に対する手術となり,さらに手術関節以外にも障害をもつため,一般的な術後プログラムでは対応できない.また若年齢であることが将来に対する不安や焦燥感などを招き,精神的にも不安定な状況となる.これらのことは術後の理学療法施行上大きな阻害因子となり,ひいては経過や結果に悪影響を及ぼすこととなる.さらに長期的にみた場合,徐々に運動機能やADL能力の低下などを来すことが多いと思われる.

 本稿で紹介する患者は術後10年になるが,運動機能の低下が認められないばかりか,QOLが高く,入院中および退院後の理学療法が非常に良好であった症例と考えられる.そこで,本症例に対して行なった理学療法を紹介するとともに,RAに対する手術後の理学療法について,若干の考察を加え述べる.

プログレス

新しい人工骨頭・2

著者: 松末吉隆

ページ範囲:P.409 - P.409

 アルミナセラミックを関節摺動面に用いるのは次のような理由からである.アルミナ骨頭は表面がきわめて平滑で真円性も高い,生体内で化学的に安定で不活性のため安定である,アルミナ表面の酸素イオンに水分子が吸着され安定な層を形成し,ぬれ角度が小さく優れた親水性を有する(図3-a,b)ことなどから,ベアリングインサート(ポリエチレンソケット)の磨耗を減少させることができる.また,関節軟骨に対する影響をイヌの股関節で調べた結果では,ステンレス製の骨頭よりアルミナ製骨頭のほうが軟骨の磨耗が少ない5).このシステムの臨床結果はまだ長期の例が無いが,Bateman型に比較して良好のようである.

理学療法草創期の証言

偉大なる教育者との出会い―私を語るに欠かせないMrs Conine

著者: 駒沢治夫

ページ範囲:P.410 - P.410

 伊豆のレジャーセンターの一角で按摩マッサージ鍼灸治療所を開設していたけれど,業績の伸び悩みに頭をいためていた私は,あるとき,清瀬に我が国初のリハビリテーション学院が開設されることを新聞で知った.内容は充分に知る由もなかったが,リハビリテーションと言う語の新しい響きにひかれるものを感じ,経営に悩む治療所をたたむことにした.

 田舎の定時制高校しか出ていない自分にとっては無謀なことだったが,新しい道を進もうと決心していた私は,雪の降る東京で入学試験を受けた.首尾良くそれは1963年の入学式を約束させた.まるで夢であったと言ってもよい出来事である.

ちょっと後から

著者: 金子誠喜

ページ範囲:P.411 - P.411

 私の九州リハビリテーション大学校の第二期生としての卒業アルバム(1970.6.29.理学療法士及び作業療法士法公布から5年後)には,今は神戸大学医学部保健学科で教鞭をとっておられる第一期生の島田智明先輩が教員の一人として写っている.優秀な方はすぐにも理学療法士の養成に教師として尽力するのが使命という時期であった.

 どの場に席を置いてもすでに前を歩いている先輩が居た私が,この欄に証言を残すなどというのはどうも適当でない気がする.それは,この時期の先輩が強い気概をもって先へ先へと各方面に向かっていたということの証左なのだろう.私はそんな方たちの後でも,まだ,こんなことが有ったということを記録に残そう.

あんてな

新ゴールドプラン・1

著者: 山本和儀

ページ範囲:P.412 - P.412

 1.初めに

 国において1994年12月に大蔵・厚生・自治の3大臣により1989年12月に出されたゴールドプランの全面見直し,「新ゴールドプランの施策」について合意がなされた.これは,1993年度に全国都道府県市町村において策定された「老人保健福祉計画」を受けてのものであり,国におけるこのような迅速な対応はかつて例が無く,その内容も具体的なサービス量と予算的裏付けとがなされたもので,この画期的な施策は大きく評価される.ゴールドプランの予算的裏付けや数量で表す手法は「エンゼルプラン」や「新障害者長期計画」に反映されている.また新ゴールドプランの特徴は在宅支援が中心となり,施設の充実についても在宅支援を見据えた内容となっていることである.

 そこで新ゴールドプランの紹介と国の基本的な考え方,市町村にとっての意義,サービスの受け手である市民にとっての意義,われわれ専門家にとっての意義と課題を3回シリーズで紹介したい.

報告

脳卒中片麻痺患者の運動麻痺回復の検討

著者: 斉藤秀之 ,   藤井博之 ,   洲﨑俊男

ページ範囲:P.413 - P.416

 Ⅰ.初めに

 脳卒中片麻痺患者の早期理学療法施行上,脳出血と脳梗塞との間で運動麻痺の出現様式および回復過程に若干の相違を認める報告1-4)がある.またわれわれは,脳卒中早期理学療法における治療目標および治療プログラムの立案・実施に際し,その主な問題点である片麻痺の回復過程の把握は重要と考える.さらに早期理学療法施行上,片麻痺と密接な関係がある原疾患の病態を無視できないことを経験している.

 そこで今回,脳出血と脳梗塞の2病型における運動麻痺の回復の比較を統計学的に検討することを目的とし,発症後速やかに理学療法を施行した症例について,病型別に運動麻痺を経時的に評価し検討した.その結果,若干の知見を得たので報告する.

大腿骨頸部骨折患者における退院時機能の構造―ADLと移動機能とを区別した場合の影響因子の相違

著者: 対馬栄輝 ,   尾田敦

ページ範囲:P.417 - P.421

 Ⅰ.緒言

 わが国における高齢化社会の進行は急速で,それによってもたらされる要介護老人(寝たきり老人)の増加は深刻な問題となりつつある.そして,要介護老人を生み出す原因として今日問題視されているのが,大腿骨頸部骨折(以下,頸部骨折)である.

 そのため,近年,頸部骨折患者の機能予後に関する報告が多くなっている.現在までの頸部骨折に関する報告では,歩行などの移動機能の獲得を重視して述べたもの1-3)が多く,そのなかには移動機能を日常生活動作(以下,ADL)として扱っている報告4)もあるが,ADLを基準とした報告5-6)は少ない.ほとんどのADL評価表はその項目に「歩行」を含むことから,歩行とADLの関わりは深いと考えられる.しかし,果たしてADLと移動機能に単純な因果モデルが成立するか否かは確定できない.

 そこで本稿では,頸部骨折患者の退院時ADLと移動機能の関連,ならびに,それぞれの決定要因の相違性について検討する.本研究の目的は,ADLと移動機能のどちらか一方で他方を予測することの可能性,またそれらを異なる次元として分けて評価する必要性などについて知見を得ることである.

症例報告

Chiari骨盤骨切り術(変法)後のリハビリテーション―特に日常生活指導の重要性について

著者: 神戸晃男 ,   山田俊昭 ,   東田紀彦 ,   西島雄一郎 ,   山口昌夫

ページ範囲:P.422 - P.424

 Ⅰ.初めに

 変形性股関節症の病変は,主として先天股脱,臼蓋形成不全を基盤とし,関節機構の生体力学的不均衡を伴い進行する1).この間,患者は持続する疼痛と歩行障害とを中心として日常生活活動(似下,ADLと略.)の障害に悩まされる1).変形性股関節症に対して,その病変の進展防止と改善を目的に観血的治療が行なわれているが,中でも臼蓋形成不全の患者に対して,当院整形外科ではChiari骨盤骨切り術(変法)を施行している2).われわれは,Chiari骨盤骨切り術(変法)を施行された患者に対して,術後早期の理学療法の検討3)や術後2年間までの追跡調査4)を行なってきた.

 今回,われわれはChiari骨盤骨切り術(変法)後,7年間の長期にわたり,外来理学療法とともに厳重なADL指導を行なうことで疼痛の軽減が得られた一症例を経験したので,若干の考察を加えて報告する.

1ページ講座

リハビリテーション関連領域の重要略語集・6

著者: 太田喜久夫 ,   大川弥生

ページ範囲:P.426 - P.427

I ①immunity 免疫.②Iodine ヨウ素.③ileum 回腸.④index 指数.

IA intelligence age 知能年齢.②intraarterial 動脈内の.③intraarticular 関節内の.

クリニカル・ヒント

糖尿病の運動療法におけるカロリーカウンターの活用法

著者: 横地正裕

ページ範囲:P.428 - P.429

 1.初めに

 現在,我が国の糖尿病人口は600万人とも言われ,まさに国民病と言ってもよい疾患となっている.このような現状の中で,理学療法士が年々増加しつつある運動療法の需要に対応していくには,なるべく簡便に患者の日常生活における消費エネルギー量などが把握でき,運動処方にも利用でき,併せて運動療法継続の動機づけにも活用できるような機器が必要となってくる.当院では,そのような機器の一つとして最近よく用いられるようになったカロリーカウンターを,糖尿病患者の教育入院において工夫して活用しているので,その方法について紹介する.

書評

江川寛(編)―「医療科学」 フリーアクセス

著者: 高久史麿

ページ範囲:P.382 - P.382

 今回医学書院から東邦大学病院管理学・江川寛教授の編集による「医療科学」という本が出版された.“医療科学”という言葉は私たちにとって目新しいものであるが,医学の社会的実践である医療を体系的に捉え,組み立てていくことは医療の内容の拡がりを考えると当然必要なわけで,そのような体系を“医療科学”と名付けることに私自身大いに賛成である.

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文献抄録 フリーアクセス

ページ範囲:P.430 - P.431

編集後記 フリーアクセス

著者: 網本和

ページ範囲:P.434 - P.434

 沖縄では早くも梅雨にはいったとか.世紀末的宗教集団の連日の報道にほとほと食傷気味なのは筆者だけでしょうか.早くカラッと晴れ上がって清しい気分になりたいものです.

 さて,リハビリテーション医学会,理学療法学会も終了して一息ついた頃と思いますが,例年指摘されてきたことに小児分野の演題の少なさが知られています.

基本情報

理学療法ジャーナル

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1359

印刷版ISSN 0915-0552

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