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特集 運動発達障害;新生児からのアプローチ
発達障害を持った未熟児のフォローアップ
著者: 宮腰実紀1 清光至1 片田圭一1 吉藤桂子1 中村弘美1 西野学1 山田英司1 椿原よし美1 久保実2 島巌3 河村光俊4
所属機関: 1石川県立中央病院リハビリテーション部 2石川県立中央病院小児内科 3石川県立中央病院整形外科 4広島大学医学部保健学科理学療法学専攻
ページ範囲:P.388 - P.392
文献購入ページに移動本邦の未熟児に対する理学療法の歴史はまだ浅く,12年ほど前から全国の数施設・病院で行なわれ始めた.その後,未熟児の理学療法の必要性が認められ,学会などでテーマとして論議されるようになってきている.しかし,その評価,治療,指導の方法については統一したものはまだ示されていない.当院では6年前から未熟児の理学療法の研修会を行なうようになり,広くわれわれが平素より行なっている対応や疑問点などを供覧しながら論議を積み重ね,その有効性と無効性とを確認し取捨選択を行なっている.
今回これらをふまえた上で,当院で行なっている未熟児のフォローアップシステムの紹介と未熟児の発達障害児のタイプ別のフォローアップとについて述べてみたい.
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