文献詳細
文献概要
特集 関連領域―頭頸部の障害とリハビリテーション
顎関節症における理学療法
著者: 水木信之1
所属機関: 1横浜市立大学医学部口腔外科
ページ範囲:P.452 - P.457
文献購入ページに移動 Ⅰ.はじめに
顎関節症はマスメディアの影響もあり,近年,患者数は増加の一途をたどり,歯科領域においては虫歯・歯周病につぐ第3の疾患として取り扱われつつある.この疾患は病因が多様であり,それが解明されないまま現在さまざまな治療法が行われている.そのため,日常臨床においては,われわれ歯科医が実際どの程度まで治療していけばよいか迷う場合も少なくない.理学療法においては,その重要性が認識されてはいるものの,リハビリテーション医学としての系統だった治療法は未だ確立しておらず,また,実際に歯科医やリハビリテーション科医,理学療法士がどのように連携をもっていったらよいかが明示されていないのが現状と思われる.
顎関節症はマスメディアの影響もあり,近年,患者数は増加の一途をたどり,歯科領域においては虫歯・歯周病につぐ第3の疾患として取り扱われつつある.この疾患は病因が多様であり,それが解明されないまま現在さまざまな治療法が行われている.そのため,日常臨床においては,われわれ歯科医が実際どの程度まで治療していけばよいか迷う場合も少なくない.理学療法においては,その重要性が認識されてはいるものの,リハビリテーション医学としての系統だった治療法は未だ確立しておらず,また,実際に歯科医やリハビリテーション科医,理学療法士がどのように連携をもっていったらよいかが明示されていないのが現状と思われる.
掲載誌情報