理学療法ジャーナル29巻8号

1995年08月発行

理学療法草創期の証言

特例組もがんばりました

著者： 西本東彦¹

所属機関： ¹行岡リハビリテーション専門学校

ページ範囲：P.560 - P.560

　1960年4月，私は希望に胸をふくらませ大阪市立大学医学部附属病院の前に立っていました．22歳の右も左も分からない若者でした．

　「われわれの行う理学療法の目的とするのは，麻痺の治療（筋再教育），拘縮の予防と治療の2つにまとめられると思うのですが……」