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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル30巻10号

1996年10月発行

文献概要

特集 退院前指導とそのフォローアップ

車椅子レベルの脳卒中患者の退院前指導

著者: 澤田隆憲1 貴田貴子2 須藤真史2 相内俊範3 渡辺啓子2

所属機関: 1鯵ケ沢町立中央病院リハビリテーション科 2黎明郷リハビリテーション病院理学療法室 3南部病院理学療法室

ページ範囲:P.701 - P.704

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 1.はじめに

 超高齢化社会を迎えて,今後,車椅子レベルで退院する脳卒中患者が増加することが予想される.加えて,車椅子レベルの患者は退院後早期に機能低下を起こしやすい1,2).それゆえに,彼らのQOLの維持・向上をいかに図っていくかが今後の大きな課題である.

 筆者らは,過去に行った生活実態調査から得られた結果をもとに,退院後の機能維持,QOLの向上をどのように図ればよいか現在模索中であり,その1つとして退院前指導を行っているところである.

 そこで本稿では,筆者らが経験した1症例を紹介し,退院前指導の実際について述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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