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雑誌目次

雑誌文献

理学療法ジャーナル30巻11号

1996年11月発行

雑誌目次

特集 特別養護老人ホームにおける理学療法

essences of the issue

ページ範囲:P.765 - P.765

 21世紀に向けた超高齢社会の社会福祉を推進する上で要となるであろう公的介護保険構想が公表されたが,その在り方について議論百出している.公的介護保険は在宅介護サービスと施設介護サービスとに大きく分けられ,その後者の中心となる特別養護老人ホームは単なる生活の場ではなく,身体的・精神的な機能を維持改善しつつ,主体的な生活ができるよう取り組まれ,かつショートステイ,デイサービスなどを実施しており,地域リハビリテーションの中心的役割を担っている.しかし特別養護老人ホームの常勤理学療法士は少なく,その係わりは十分とは言い難い.そこで特別養護老人ホームの現状を踏まえながら理学療法士の役割と具体的な活動内容,今後の課題について述べていただき新たな展開をする上で参考になれば幸いである.

リハビリテーションをめぐる特別養護老人ホームの現状と課題

著者: 兼頭吉市

ページ範囲:P.766 - P.773

 1.はじめに

 この報告を私の稚拙な体験から書き始めることをお許しねがいたい.

 私が特養こぶし園の施設長になって14年になる.この間,忘れることのできない多くの感動的な体験を持った.

 悲しい出来ごとといえば,何といっても入居者との別れであった.こぶし園ではビハーラの提唱者田宮仁教授の指導の下に早くからターミナルケアに力を入れてきた.その人にとって死は人生の総決算であるように,われわれ老人ホームの職員にとってターミナルケアは処遇の集大成を意味する.私はつねつね職員と共に悔いのないケアを心がけてきた.

 今,振り返って悔やまれるのは,手足が拘縮してエビのように曲がったご遺体や,骨にまで達する大きな褥瘡の傷跡の残ったご遺体をご家族に引き渡さなければならなかったときのことである.その大半は入所前の発症によるものであったにせよ,もしわれわれが適切なリハビリや治療を実施していたなら,その人の人生はもっと違ったものであったかもしれないと思われた.

 嬉しく楽しい思い出もなくはない.その1つはOさんのことである.Oさんは国立療養所○○病院から当園に入所された.療養所からの申し送りによると,Oさんは脳血管性障害の後遺症で,両下肢麻痺,失語症,性格は自己抑制がきかず,感情暴発,奇声をあげ極めて処遇困難なケースとのことであった.

 担当寮母は特別にリハビリの専門的訓練を受けた者ではなかったが,Oさんの個性の尊重に留意し,困難ケースであるとの先入観に捉われないように努めた.

 11月中旬,初雪が降って園の裏手,通称どんぐり坂の檜林が幻想的な雪景色に変わった.Oさんの介護に当たっていた担当寮母が思わず,「Oさん,雪よ!キレイだわ」と叫んだ.その時,Oさんが「ユキ」と応えたのである.

 Oさんが話せる.言葉が出たと感動した寮母は早速リーダーと協議し,言語訓練を中心とするリハビリ計画を立て,家族には毎日,Oさん宛て電話で話しかけ,回答を通じて発語の練習に当たってもらい,同室の入居者には朝夕の挨拶などの声かけによる協力を依頼した.これに併せ,残存している上肢の機能を活用して車椅子が操作できるような訓練をも実施した.

 単語ながらも発語が可能となり,車椅子の操作も可能となり,隣室を訪ね,食堂に出て職員や入居者とコミュニケーションをもつことによって社会性が助長され,抑圧されていた欲求不満も解消され,感情暴発,奇声などの問題行動もなくなっていった.

 私の思い出は期せずして2つともリハビリに関連するものであった.

特別養護老人ホームにおける理学療法士の関わりと課題

著者: 吉池将弘

ページ範囲:P.774 - P.779

 1.はじめに

 特別養護老人ホーム(以下,特養)のもつ機能は,そこで生活している高齢者の自立生活を援助するばかりでなく,地域の在宅高齢者に対する総合的援助,あるいは在宅介護者に対して介護面での指導的役割を果たす,いわば地域リハビリテーション活動の中心的役割を担っていくことである.

 しかしながら現在,特養における理学療法士(以下PT)は非常勤が中心で,その関わり方は量的にも質的にも不備な部分が多く,上記のサービス機能に十分な対応ができるものではない.

 本稿では,特養に関わってこられた多くの先輩方の歴史を振り返るとともに,東京都における特養の現状と問題点を見つめながら,今後の課題等について,(社)東京都理学療法士会特養委員長として,また特養に関わる1人のPTとして意見を述べさせていただく.

特別養護老人ホームにおける理学療法の実際

著者: 浜口京子

ページ範囲:P.780 - P.786

 1.はじめに

 特別養護老人ホームを歴史的にみると,もとは救貧対策としての保護措置対象(生活保護法による養老施設)だったものが,時代背景のもとに所得の多寡にかかわらず十分な保護が受けられない老人の心身のケアを目的とするものに転換していって,高齢者福祉対策における中心的役割を担うものにまでなっていった経緯がある.高齢社会である「21世紀をめざした医療供給体制」に向けて,診療報酬改定で示された在宅ケア重視の方向性は,わが国の高齢者対策の基調を施設ケアから在宅ケアへと方向を換えようとしており,1983年に施行された老人保健法や1990年に行われた老人福祉関連8法改正は,①老人居宅サービス,②老人デイサービス,③老人短期入所事業などの「高齢者保健福祉推進10か年戦略」を支援するための法的整備で,地域福祉サービスのあり方に大きな変化をもたらすものである.これによって,コミュニティベースの拠点づくりや既存の施設の専門機能を活かした支援体割づくりが行われ,医療機関や老人保健施設とともに,近年とみに老人福祉施設のケアの充実と地域の核としての特別養護老人ホームの役割が問われるようになってきた.

特別養護老人ホームにおけるショートステイ,デイサービスと理学療法

著者: 丸田和夫

ページ範囲:P.787 - P.793

 1.はじめに

 特別養護老人ホーム(以下,特養)におけるショートステイ,デイサービスは,ホームヘルプサービスと共に在宅福祉サービスのなかの重要な3本柱として位置づけられている.その緊急的整備は,新ゴールドプランにおいても求められているところである1).しかし,そこでの理学療法士による専門的なサービスは,基本的には求められていない.

 老人保健福祉審議会「第2次報告」(平成8年1月31日)による「新たな高齢者介護制度について」2)をみると,在宅サービスの基本的な考え方のなかの1つとして,リハビリテーション(以下,リハビリ)サービスが取り込まれている.ただし,その内容は老人保健法で実施されているようなデイケアや訪問リハビリを含み,高齢者の心身機能の維持・回復のための機能訓練等を提供するものとされている.ショートステイやデイサービスについては,介護サービスが基本とされており,維持期リハビリサービスも必要であることは一応求められている.しかし,そこでの理学療法士の役割については,まだまだ不透明なところが多いようだ.そこで本稿では,現行制度のなかでの特養におけるショートステイとデイサービスの理学療法業務について,制度上の特徴と内容を総論的に述べ,今後の課題を明らかにしたい.

特別養護老人ホーム入居者に対する主体的な生活行動に向けた取り組み

著者: 髙口光子

ページ範囲:P.794 - P.799

 1.はじめに

 寝たきりにしない,させないのスローガンのもと,老人の主体性に注目した介護ということが,現在の老人ケアのあり方,または考え方の主流といえよう.すでに,“良い老人ケア”の方法も出尽くした様子である.それは,好きな物を好きなだけ食べていただき,食べたいという気持ちを大切にする食事ケア,オムツを着けっぱなしにしない坐位姿勢を基本とした排泄ケア,ゆっくりとした楽しみとなるような入浴ケアなどである.最高のQOLとは当たり前の生活そのものであり,当たり前を実現するために特別なこと(つまり個別ケア)を行う.これが現場の方法論である.

 皆が知っている“良い老人ケア”を仕事として表現していくにはどうしたらよいのか.老人ケアの職場は常にこの点で模索を続けている.在宅,病院,老人保健施設,老人福祉施設と所属は異なっても,ケアについての検討課題は共通していると考える.今回は特別養護老人ホームという場から,これらの検討課題をまとめてみたい.

とびら

ある理学療法士の大予言

著者: 永﨑孝之

ページ範囲:P.763 - P.763

 西暦2×〇×年,△◎国はかねてからの経済不況により国の財政が破綻.政府は国民皆保険制度を全面撤廃し,医療費すべてを国民負担とすることに決定した.

 これにより患者の病院通いが激減し,病院は現存の半数に減った.

入門講座 動作分析・5

動作分析の実際―スポーツ障害,特に投球障害を中心として

著者: 山口光國 ,   大野範夫 ,   福井勉 ,   入谷誠 ,   山嵜勉 ,   筒井廣明

ページ範囲:P.800 - P.806

 スキルの向上を目的としたスポーツ活動中の動作分析は,以前より積極的に行われ,競技種目によってはかなりの成果が得られている.しかしスポーツ医学のなかでの動作分析の応用は,いまだ理論・方法においても確立されているとはいい難い.

 また動作分析は,スポーツ障害症例に対し理学療法を行う上で重要な評価項目であることは認識されていても,臨床の場ではやや敬遠される感が強い.

 今回は,スポーツ障害の代表である投球障害の動作分析を中心として,これまでに報告されている動作分析のポイントとともに,臨床上での具体例を紹介する.

資料

第31回理学療法士・作業療法士国家試験問題(1996年3月8日実施) 模範解答と解説・Ⅴ―理学療法・作業療法共通問題(2)

著者: 渕上信夫 ,   松尾智 ,   植田昌治 ,   上野隆司 ,   後藤昌弘 ,   河野通信 ,   田中敦子

ページ範囲:P.807 - P.810

書評

―松井和子(著)―頸髄損傷 自立を支えるケア・システム

著者: 前田朋子

ページ範囲:P.810 - P.810

 脊髄損傷,とりわけ頸髄損傷は,本書の中でも「専門医でさえ,頸髄損傷は最も悲惨な外傷と定義する」と述べられているほど,臨床で直接関わるスタッフにとっては力量の問われる対象である.身体機能に対するアプローチは,ある程度マニュアル化されている部分もあるが,心のケア,特に重度の障害者に将来の展望を示し,生きる希望を与えることは,並大抵のことではない.

 本書は著者の豊富な経験と頸髄損傷者との深い交流から生まれたものであり,経験の少ない関係者には特に助けとなるであろう.本書は3部から構成されており,第1部の「頸髄損傷とは」では受傷後搬出時の二次損傷の問題や,初期の予後予測の問題などが指摘されている.第2部の「日本の頸髄損傷」の中ではフィリピンで生活する日本人の頸髄損傷者や,ベンチレータ離脱訓練の様子などが生の声で紹介されている.受傷直後の気持ちから,10年以上経過した人の生きざままで,健常者をも励まされるほどの内容である.そして第3部ではブリティッシュ・コロンビア州(カナダ)の頸髄損傷プログラムが紹介され,現在の日本では考えられないようなすばらしいケアシステムがあることを知らされる.

Treasure Hunting

“人間の可能性を信じること”―上村佐知子さん(弘前大学医療技術短期大学部理学療法学科)

著者: 本誌編集室

ページ範囲:P.811 - P.811

 弘前大学医療技術短期大学部理学療法学科の紅一点の助手として活躍中の上村さんは秋田県のご出身.同短期大学部理学療法学科を卒業されたあと,医療法人社団埴原会赤羽病院(東京)に勤務のかたわら,法政大学二部文学部を経て文教大学大学院人間科学研究科で臨床心理学を専攻し修士号を取得されている.なかなかの努力家とお見受けするが,短大時代の生活ぶりはといえば,どうもその反対のようで,夜中まで友人と理屈っぽいことを語り合い,翌朝は寝坊して遅刻,授業中は居眠りの常習犯でワースト3に数えられていたというから,「固定的な人間理解」が誤りであることを改めて確信させられる.

あんてな

全国失語症者のつどい北海道大会を開催して

著者: 高橋育子

ページ範囲:P.812 - P.813

 平成8年7月6日7日の両日,札幌市において「第14回全国失語症者のつどい」が開催された.北海道に失語症友の会(通称北の会)が生まれて10年.節目の年の記念行事として,開催を引き受けたのは4年前のことだった.不慣れなこともあり,開催当日まで右往左往することの連続であった.しかし,予想をはるかに越える1,450名余りの参加者があり(表1),大盛況のうちに無事終了することができた.

 失語症は説明するまでもなく,話す,聞いて理解する,書く,読むなどのコミュニケーション手段の直接的な障害であり,自らの障害を説明できないという苦しみ,長期にわたって取り組まなければならないリハビリ,家族の葛藤,職業復帰率の低さ,それに伴う経済的な問題など,置かれている状況の厳しさは想像に難くない.

1ページ講座 関連職種の法制度・10

義肢装具士

著者: 大石暁一

ページ範囲:P.814 - P.814

 わが国では,19世紀末より義肢装具の製作に携わる技術者が存在し,職種としては古い歴史を有するが,むしろ製作技術者として位置づけられ,人材の育成も徒弟制度のなかで行われてきた.

 近年のリハビリテーション医療の発達とともに,義肢装具は治療上,重要な役割を占めるようになり,また,義肢装具を必要とする障害者や患者のニーズも多様化し,医学,工学を中心に高度な知職,技能を有した高い資質の義肢装具士が求められるようになってきた.このような社会的背景のなかで,昭和57年にはわが国で初めて,国際レベルでの義肢装具の体系的な教育が国立リハセンターで開始され,更に昭和62年には義肢装具士法が制定され,医療職として位置づけられることとなった.

講座 疲労・3

身体疲労と運動耐容能

著者: 田辺一彦

ページ範囲:P.815 - P.820

はじめに

 近年,わが国において慢性疲労時に生じる突然死“いわゆる過労死”が医学的,社会的に大きな問題となっている.突然死の原因として,心筋梗塞,狭心症などの虚血性心疾患や不整脈などの循環器疾患と脳梗塞,脳出血などの脳血管障害などでその大半を占めると考えられている.過労によると考えられる心臓突然死の発症機序としては,過労や精神的ストレスが誘因となり,虚血性心疾患を発症させ,それを基盤にして,さらに過労や睡眠不足などが加わることによって自律神経トーヌスの変化が生じ,それにより致死性不整脈や強い心筋の虚血反応発生などが考えられているが,詳細は未だ不明である.

 本稿のテーマは“身体疲労と運動耐容能”であるが,初めに著者らが身体疲労と運動耐容能の関係についての研究を始める背景となった「疲労と循環器疾患の関係などに関する疫学的データ」について述べ,次に著者らが行った睡眠不足状態時の循環動態やストレスホルモンに及ぼす影響についても概説する.

原著

片麻痺患者の体幹機能と歩行能力との関係

著者: 江西一成 ,   安倍基幸 ,   緒方甫

ページ範囲:P.821 - P.826

 [要旨]片麻痺患者(91名)の体幹機能と歩行能力との関係,さらに臨床的により有用な体幹機能の評価法を検討した.

 体幹機能として床反力計を用いて坐位保持能力を計測し,その値を入退院時の歩行能力により3群間において比較,また3群間での上下肢Brunnstromステージの関係を検討した.その後,上下肢BrunnstromステージⅢ以下のサブグループにおいて坐位保持能力の比較,2種類の体幹機能評価法(NTPステージ,C-Mステージ)の結果を検討した.その結果,自立歩行の達成には,安定した坐位保持能力が不可欠であること,上下肢運動機能は自立歩行を到達目標にした際の有力な指標であることを確認した.さらに,体幹機能の良否は,重度麻痺患者において自立歩行を到達目標にした際の指標となり,その臨床的評価には姿勢調節を考慮したC-Mステージがより適していることを示した.

クリニカル・ヒント

水中運動療法―水の魅力

著者: 森井和枝

ページ範囲:P.830 - P.830

 1.生物の起源

 太陽系ができ生物はまず水中より発生した.生物の進化に伴い,今から3億年以上前に魚類が両生類となって上陸した.魚類のヒレから発生した両生類の四肢は横に張り出していた.これは抗重力構造として不十分であり,体を十分に支えたり大きな推進力を得ることはできなかった.進化については,古生物学のデータのほとんどが化石によっているため形の問題のほうが重要視されているようだ.また,進化してきた哺乳類としての人間も,生を受け誕生するまでの間,羊水という水の中に戻る.そこで様々な運動の練習をし,陸上での生活に耐えうる生態を作り上げてくる.

 しかし,外界に出て重力に適応し,歩行を獲得するまでに約1年を要する.発達が未熟あるいは不十分な状態で生まれてきた者,病気や障害によって不十分となった者にとって,重力に適応することはなおさら大変である.彼らは反応も含めて抗重力構造が不十分な状態であり,陸上における重力下での運動は過剰な努力を要求しかねない.過剰な努力の反復は筋活動のアンバランスを助長し,正しい反応や運動を阻害する結果となる.水に帰してやる.つまり重力量を調整し,反応や運動を引き出していくほうが望ましいと考える.せめて密度が高く,圧が均一化している水中において,力を抜きリラックスすることを学習させたい.

ひろば

ユニバーサルデザイン

著者: 大橋美幸

ページ範囲:P.779 - P.779

 住宅・工業製品の分野で,バリアフリーデザインに代わって,ユニバーサルデザイン(universal design)という新しい概念が広まりつつある.

 ユニバーサルデザインは「能力や体格などにかかわらず,できるだけ多くの人に役立つ環境や製品を創造するアプローチ」である.障害者のためのリフトや点字がバリアフリーデザインなら,障害者を含み,皆に役立つエレベーターや音声同時表示がユニバーサルデザインである.

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PTクロスワードパズル

著者: 武村啓住

ページ範囲:P.806 - P.806

 黒太枠内の文字を組合せると1つの文字になります.

文献抄録

ページ範囲:P.832 - P.833

編集後記

著者: 鶴見隆正

ページ範囲:P.836 - P.836

 冷んやりとした秋の夜空に中秋の名月がぽっかりと浮かび,金色の満月が瀬戸内の海を照らし出し,ムード満点の9月27日ですが,深夜のテレビニュースは衆議院解散の報道一色で,初の小選挙区比例代表並立制による選挙結果を想像すると今夜は熟睡できそうにありません.

 さて,本号の「特別養護老人ホームにおける理学療法」の特集企画は第12巻9号以来18年ぶりで,この間に医療,保健,福祉を取り巻く社会情勢の変化は著しく,また人々の価値観,ライフスタイルの多様化は周知の通りです.新ゴールドプラン,公的介護保険制度等々によって特養ホームと理学療法士との関係は今後ますます深くなっていきます.日々,特養ホームの運営に前向きに取り組まれています兼頭氏,吉池氏,浜口氏,丸田氏,高口氏の5氏から解決すべき課題について貴重な論文をいただきました.

基本情報

理学療法ジャーナル

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1359

印刷版ISSN 0915-0552

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