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書評
―神奈川リハビリテーション病院脊髄損傷マニュアル編集委員会(編)―脊髄損傷マニュアル(第2版)―リハビリテーション・マネージメント
著者: 永田雅章1
所属機関: 1千葉県市川市保健部保健医療総合センター
ページ範囲:P.886 - P.886
文献購入ページに移動 待望の「脊髄損傷マニュアル第2版」が刊行された.第1版は1984年に発刊されて以来,現場ですぐに役立つ実用的な内容でリハ医療関係者をはじめとする多くの読者に親しまれてきた.かく言う小生も愛読者の一人であった.初版から10年余を経て,第2版はその間の脊損リハ医療の進歩を如実に反映しており,項目数・内容ともボリュームは全体にわたって大幅に増え,また刷新・洗練されている.にもかかわらず価格はほぼ据え置きなのもうれしい.
脊髄損傷は,その生命予後は劇的に改善されてはきたものの,現在でもなお損傷された脊髄そのものを元どおりに修復することはできず,重大な機能障害を生じる疾患の代表格であることに変わりはない.二次的合併症の発生が常につきまとい特に受傷後急性期にその危険が大きいため,包括的治療の一環として受傷直後からのリハアプローチが必要不可欠である.
脊髄損傷は,その生命予後は劇的に改善されてはきたものの,現在でもなお損傷された脊髄そのものを元どおりに修復することはできず,重大な機能障害を生じる疾患の代表格であることに変わりはない.二次的合併症の発生が常につきまとい特に受傷後急性期にその危険が大きいため,包括的治療の一環として受傷直後からのリハアプローチが必要不可欠である.
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