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特集 理学療法の展望 21世紀の理学療法―私はこう考える
心疾患運動療法の展望
著者: 山﨑裕司1
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学病院リハビリテーション部
ページ範囲:P.899 - P.900
文献購入ページに移動最近のトピックスの中では,診療報酬の改定が何といってもビッグニュースであった.これまで,心疾患運動療法の適応範囲は心筋梗塞発症から3か月以内の患者に限定されていた.しかし,今回の改定によって狭心症,関心術後患者にまで対象が広がるとともに,適応期間も6か月まで延長され,さらに保険点数も490点から530点に増加された.これらの改正は心疾患運動療法の対象患者数を増加させ,結果的に運動療法施設や運動指導者の需要が増大することは間違いなく,理学療法士が心疾患の運動療法に参加するチャンスは拡大するはずである.
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