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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル30巻12号

1996年12月発行

文献概要

特集 理学療法の展望 21世紀の理学療法―私はこう考える

理学療法の進むべき道は?

著者: 小室透1

所属機関: 1大阪厚生年金病院リハビリテーション科

ページ範囲:P.903 - P.904

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 理学療法士として臨床に出てから11年の歳月が過ぎた.この11年間常に私の頭から離れないのは,理学療法は科学として進歩していくことができるのであろうかという疑問である.先人の築いてきた土台の上で,今日の理学療法は確実に進歩している.しかし,理学療法=科学とはまだいえない.数年前に,経験豊富な理学療法士に聞いたことがある.

 「理学療法が科学として体系化され,患者さんに自信を持って治療ができるようになるには何年かかるでしょうか」と.答えは「50年から100年」.21世紀も,しばらく右往左往の時代が続きそうである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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