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特集 理学療法の展望 21世紀の理学療法―私はこう考える
理学療法の進むべき道は?
著者: 小室透1
所属機関: 1大阪厚生年金病院リハビリテーション科
ページ範囲:P.903 - P.904
文献購入ページに移動 理学療法士として臨床に出てから11年の歳月が過ぎた.この11年間常に私の頭から離れないのは,理学療法は科学として進歩していくことができるのであろうかという疑問である.先人の築いてきた土台の上で,今日の理学療法は確実に進歩している.しかし,理学療法=科学とはまだいえない.数年前に,経験豊富な理学療法士に聞いたことがある.
「理学療法が科学として体系化され,患者さんに自信を持って治療ができるようになるには何年かかるでしょうか」と.答えは「50年から100年」.21世紀も,しばらく右往左往の時代が続きそうである.
「理学療法が科学として体系化され,患者さんに自信を持って治療ができるようになるには何年かかるでしょうか」と.答えは「50年から100年」.21世紀も,しばらく右往左往の時代が続きそうである.
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