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特集 理学療法の展望 21世紀の理学療法―私はこう考える
地域における理学療法士のアイデンティティ
著者: 鶯春夫1
所属機関: 1橋本病院理学療法科
ページ範囲:P.910 - P.911
文献購入ページに移動寝かせたきり改善のためのギャッチ坐位推進運動および離床運動,ベッドの脚切りやベッドの下に潜り込んでの移動用パー等の設置,ポータブルトイレフレームや入浴介助具等の導入,精神機能や痴呆の評価,便秘に対するアプローチの実施,遊びやゲームの活用,季節行事の企画運営および家族やボランティアの参加促進,ケースマネージャーとしての働き等,一般的な理学療法の枠から外れ,看護や作業療法,ソーシャルワーク的な内容も積極的に実施することにより,理学療法の専門性をより明確にすることができた.また,理学療法の枠を広げて関連スタップとの交わりを多くして十分なコミニケーションをとることにより,よく問題となっていた「できるADL」と「しているADL」の差もほとんどが解決できた.
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