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講座 疲労・4
筋疲労
著者: 高橋光彦1
所属機関: 1北海道大学医療技術短期大学部理学療法学科
ページ範囲:P.940 - P.945
文献購入ページに移動はじめに
疲労は精神的疲労,身体的疲労という言葉をよく耳にするくらい日常的に誰しも経験する現象である.通常は疲労した場合,栄養・休息・睡眠により回復するが,毎日おこる疲労が回復しないと慢性疲労となり,次いで過労状態となり,さらに進めば病的状態に移行する.
疲労における分類には小木1)によると急性疲労,亜急性疲労,日周性疲労,慢性疲労に分けて考え,疲労のあらわれ方の特徴もそれぞれ異なる.斎藤2)は疲労が精神機能と身体機能の低下が統合された生体反応であるとし,日常生活や労働に伴う疲労では,疲労感,生理機能の低下,自律神経平衡の破綻あるいは作業意欲の低下,作業能力の低下,作業ミスというような形で現れると報告している.
疲労とは非常に多くの変化を持つ生体反応であり,まだ十分には解析されていないが,新たな生理学的検査法や解析法により筋疲労の研究が進んでいる.
疲労は精神的疲労,身体的疲労という言葉をよく耳にするくらい日常的に誰しも経験する現象である.通常は疲労した場合,栄養・休息・睡眠により回復するが,毎日おこる疲労が回復しないと慢性疲労となり,次いで過労状態となり,さらに進めば病的状態に移行する.
疲労における分類には小木1)によると急性疲労,亜急性疲労,日周性疲労,慢性疲労に分けて考え,疲労のあらわれ方の特徴もそれぞれ異なる.斎藤2)は疲労が精神機能と身体機能の低下が統合された生体反応であるとし,日常生活や労働に伴う疲労では,疲労感,生理機能の低下,自律神経平衡の破綻あるいは作業意欲の低下,作業能力の低下,作業ミスというような形で現れると報告している.
疲労とは非常に多くの変化を持つ生体反応であり,まだ十分には解析されていないが,新たな生理学的検査法や解析法により筋疲労の研究が進んでいる.
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