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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル30巻12号

1996年12月発行

文献概要

プログレス

新しい筋力訓練器について

著者: 岡本連三1

所属機関: 1横浜市立大学医学部整形外科

ページ範囲:P.946 - P.948

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 1.はじめに

 四肢機能の評価,維持,強化を行うにあたり,筋力の測定・増強訓練が重要である.四肢の術前・術後,リハビリテーションにおける評価および効果測定,スポーツ障害により生じた筋力低下の状況,および筋力回復の程度を知るために,筋力の測定や筋力訓練が行われている.特に近年では老若男女を問わずスポーツ活動が盛んになり,体力増進やその程度の把握,スポーツ活動時のメディカルチェックや訓練処方を決定する指標として筋力測定が行われている.また,プロスポーツや競技スポーツにみられるように,より高度のスポーツ機能の獲得や高記録獲得のための筋力トレーニングを行うため,新しい筋力訓練器や方法が考え出されている.

 筋力訓練には種々の方法があり,その目的,年齢,関節の状態・病態により適した訓練法を選択しなければならないが,これらを加味して新しい筋力訓練器が作られている.従来の筋力測定である徒手筋力測定法は簡便な方法であるが,主観的要素が入ることや,正常(normal)および異常(abnormal)の程度の測定が定量的に明瞭でないなどの点がある.新しい筋力訓練器は筋力の定量化が可能である1-4)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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