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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル30巻12号

1996年12月発行

文献概要

プラクティカル・メモ

硬質塩化ビニル管を用いた軽量型エルボークラッチ

著者: 藤澤宏幸1

所属機関: 1北海道大学医学部附属病院登別分院リハビリテーション部

ページ範囲:P.952 - P.952

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 1.エルポークラッチの利点と問題点

 エルボークラッチは,前腕で体重支持を行うことができ,疼痛および変形などの理由により,手関節にて体重支持が困難な症例に処方される.当院処方における主な対象疾患は慢性関節リウマチであり,手関節の疼痛にくわえ筋力低下も著明や症例が多い.ところが,市販されているエルボークラッチは重量が1kg以上あり,前述したような症例には重すぎて,使用後に上肢の疲労感,痔痛の増強が生じる.エルボークラッチは,前腕で体重支持するためのアームレストがあり,この部分がエルボークラッチの特徴なのであるが,重量の点からみられば,このアームレストがあるために他のクラッチより重くなるという矛盾を抱えている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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