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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル30巻2号

1996年02月発行

文献概要

特集 高齢脊髄損傷

高齢脊髄損傷者のリハビリテーション総論

著者: 安藤徳彦1 水落和也1

所属機関: 1横浜市立大学医学部リハビリテーション科

ページ範囲:P.80 - P.84

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 1.序文

 人口の高齢化とともに高齢脊髄損傷者についても国際的に関心が高まっている.高齢脊髄損傷者で問題にすべきは,青壮年齢層で受傷して高齢化した脊髄損傷者と,高齢になって受傷した脊髄損傷患者である.このいずれについても高齢者特有の困難な問題点が多く,実状と問題点を明らかにし,具体的な対応策を検討することは非常に重要なことだと思われる.

 本稿は高齢脊髄損傷者のリハ総論として,①脊髄損傷の発生状況,②脊髄損傷者の高齢化の諸問題,③高齢で受傷した脊髄損傷患者の特徴と問題点,④脊髄損傷高齢受傷患者の目標設定(回復の可能性)と訓練効果,について諸報告を展望し,⑤目標設定と訓練効果に関するわれわれの経験を紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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