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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル30巻3号

1996年03月発行

文献概要

特集 スポーツ外傷

ラグビー選手の外傷とその理学療法

著者: 小林寛和1

所属機関: 1(財)スポーツ医・科学研究所

ページ範囲:P.159 - P.168

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 1.はじめに

 ラグビーは球技でありながらも,相手との攻防のなかで有利に試合を進めるためにタックルなどの激しいコンタクトを要するプレーがゲームで主要となる格闘性の高い競技である.そのために選手の外傷発生も多くみられ,膝靱帯損傷や骨折などで長期間の競技活動の中止を余儀なくされるものも少なくはなく,脊椎外傷などの生涯にわたる後遺症が残存してしまう重症外傷も時には発生してしまう.

 本稿では,筆者が整形外科医と共同して某社会人ラグビーチーム(以下,チーム)の選手に対して医療活動を数年間試みてきた経験から,ラグビー選手に多い外傷を提示する.また,治療やアスレチックリハビリテーション,さらには外傷予防に必要な知識について述べていきたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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