文献詳細
文献概要
症例報告
慢性疼痛患者に対する認知行動療法的チームアプローチ
著者: 島田進1 大橋恭彦1 山下隆司1 本田哲三2 丹羽正利1 小川亜紀子1 室津恵三3
所属機関: 1東海大学医学部附属病院リハビリテーションセンター 2東京都リハビリテーション病院 3東海大学医学部精神科学教室
ページ範囲:P.285 - P.287
文献購入ページに移動慢性疼痛は,臨床家にとって対応に苦慮する障害の1つである.そしてその治療には,心理社会的因子を踏まえた全人的アプローチが重要であり,理学療法への行動科学的対応の導入の必要性も謳われている1).
当院ではすでに1988年より,骨-運動器の慢性疼痛患者に対して認知行動療法に基づくチームアプローチ(慢性疼痛管理プログラムpain management program;PMP)を施行してきた2).本稿では理学療法の立場からPMPの自験例を報告する.
掲載誌情報