文献詳細
クリニカル・ヒント
文献概要
1.はじめに
パーキンソン病患者では“しているADL”と“できるADL”が分離しやすい1)といわれている.運動療法時には刺激や指示を与えることで可能な動作も,運動療法時以外の場面では不可能となることが多い.筆者はこのような患者に対し,獲得させたい目的動作に応じた“きっかけとなる動作”を指導することで,運動療法時以外の場面においても,目的動作が可能になった症例を経験したので,これまで指導してきた“きっかけ動作”を紹介する.
パーキンソン病患者では“しているADL”と“できるADL”が分離しやすい1)といわれている.運動療法時には刺激や指示を与えることで可能な動作も,運動療法時以外の場面では不可能となることが多い.筆者はこのような患者に対し,獲得させたい目的動作に応じた“きっかけとなる動作”を指導することで,運動療法時以外の場面においても,目的動作が可能になった症例を経験したので,これまで指導してきた“きっかけ動作”を紹介する.
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