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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル30巻6号

1996年06月発行

文献概要

特別企画 これからの理学療法士に期待すること(2)

<医師の立場から>理学療法士の教育と期待/<言語療法士の立場から>プロフェションとしての理学療法学の構築を/<義肢装具士の立場から>21世紀のリハ医療に向けて/<リハビリテーションエンジニアの立場から>福祉用具にも積極的関心を!/<リハビリテーションエンジニアの立場から>地域の特性に立脚したチームアプローチを

著者: 明石謙1 笹沼澄子2 田澤英二3 沖川悦三4 中川昭夫5

所属機関: 1川崎医科大学リハビリテーション科 2国際医療福祉大学言語聴覚障害学科 3日本義肢装具士協会 4神奈川県総合リハビリテーションセンター研究・研修所リハ工学研究室 5兵庫県立総合リハビリテーションセンター福祉のまちづくり工学研究所

ページ範囲:P.435 - P.439

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 私の所属している学校法人川崎学園とその兄弟法人に理学療法士・作業療法士の養成コースが1つずつ,2つの養成コースができた.それら両者の正式の名称はそれぞれ各種学校「川崎リハビリテーション学院(リハ学院)」と「川崎医療福祉大学,医療技術学部,リハビリテーション学科(医福大リハ科)である.後者は出発してからまだ2年目を迎えるのみで手探りの状態だが,これら2校に共通している目的は理学療法士・作業療法士を養成することで,そのために両者ともキッチリとした勉強をしてもらわねばならない.教える方もこの点ではいささかの手抜きも許されない.幸いなことに,どちらも川崎医科大学(医大)に隣接しているので,いささか苦労することもあるが,それでも教員は何とかなる.当然,医大のリハビリテーション科(リハ科)の医師はこれら両者に関わることになり,私はこの4月から両方を合わせると,毎週解剖学3コマ(90分×3)と解剖学実習1コマを受け持っている.1学期の半ばを過ぎると解剖学2コマはリハ科の他の医師に引き継ぐことになるが,それまでは医大のリハビリテーション医学の講義等も時々入るので,声を潰さないように寝酒の量や質も考えねばならない.ここで,私の経験をついて少し述べ,次に何を期待するか私の考えを記したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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