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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル30巻7号

1996年07月発行

文献概要

講座 社会医療経済学・3

リハビリテーション医療の効率―地域リハビリテーションを中心として

著者: 二木立1

所属機関: 1日本福祉大学社会福祉学部

ページ範囲:P.491 - P.496

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はじめに

 筆者は,リハビリテーション医療の普及と質の向上のためには,1980年代以降続けられている「世界一」

 厳しい医療費抑制政策の見直しが不可欠だと考え,そのための具体的提案を行っている1).と同時に筆者は,今後の経済の「超」低成長と急速な高齢社会化という「与件」の下では,リハビリテーション医療においても,「稀少な資源の有効配分・有効利用」という意味での医療効率的視点が求められている,とも考えている.

 この視点から,本稿ではリハビリテーション医療の分野で,効率をどのように考えるべきかを,主として地域リハビリテーションを例に上げながら,論じる.あわせて欧米諸国で盛んに行われている地域リハビリテーションの実証的な経済分析=効率測定の結果を紹介する.なお,本稿は別に発表した拙論2)の「要旨」であり,詳しくはそれを参照されたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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